12/9(月) 応用科学学会シンポジウムで自動運転に関する講演を担当します☆彡(試乗会もあります!来て!)

1-1. Windowsで深層学習のためのプログラム実行環境を整える

やること

はじめてプログラミングをする方は、プログラム実行環境(黒い画面にカタカタ打ち込むソフト)の構築で詰むことも少なくありません。今日は、WindowsにおすすめのPython実行環境「WinPython」を導入してみます。

使うもの

WinPython3.6をおすすめしています。

WinPython - Browse /WinPython_3.6/3.6.7.0 at SourceForge.net
Portable Scientific Python 2/3 32/64bit Distribution for Windows

インストール

WinPython3.5をダウンロードし、展開します。「インストール」と表示されますが、インストールではなくただの展開です。

プログラムを入れるフォルダを作る

WinPythonフォルダの中に「Spyder.exe」があることを確認します。また、これからプログラムを入れていく「code」フォルダを作ります。注意点として、WinPythonフォルダの絶対パスに日本語が含まれるとエラーが出ます(右クリック→プロパティ→場所で確認できます)。

codeフォルダに配布されたサンプルコードを入れる

設定1~3

「Spyder.exe」を起動し、ツール>設定から3つの設定を行います。

設定4

もう一つ設定します。設定が終わったら、一旦「Spyder.exe」を閉じて反映させます

なぜWinPythonを強くおすすめするのか

Pythonの実行環境として、ほかにAnacondaが有名ですが、私がWinPythonをおすすめする理由は以下のとおりです。

  • 機械学習に便利なPythonライブラリ「keras」「tensorflow」が標準で入っている
  • インストールしないので環境を汚さない(USBメモリに入れて持ち運べるし)
  • 余計なものがあまり入っていない

ちなみにAnacondaはこの逆ですので、強くおすすめしません。

余談

WinPythonの後ろについている3.5とか3.6はPythonのバーションを意味していています。とりあえず3.xを使いましょう。 3.7もリリースされていますが、2019年1月現在、Tensorflow(深層学習に使うパッケージ)が3.7に対応していないので3.6以下を選ぶ必要があります。

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