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画像処理

14-34. ImageJでチェッカーシャドー錯視を考察する

やること

チェッカーシャドー錯視はご存知でしょうか。

画像のAとBのタイルの色はまったく同じなのだそうです Σ(゚ロ゚;)ハウア

まあ睨んでいても日が暮れるだけなので、ImageJで定量的に調べてみましょう。

方法・結果

ImageJで線を引いて「Analyze > Plot Profile」するだけ。30秒もかかりません。線の上端とグラフの左端が対応しています。

黒タイルと影。影によって輝度値が55%に下がることが分かります。

白タイルと影。やはり影によって輝度値が55%になります。

ここはどうでしょうか。黒タイルは白タイルの55%の輝度です。ふーん、また55%。怪しいですね。

ここが問題の箇所です (゜o゜)オーン

考察

グラフで見ると明確ですね。「明るい黒タイル」と「暗い白タイル」の輝度が一致するように調整してあります。

私たちの脳が悪いだけではありません。ちゃんと悪意(トリック)が仕込まれています。

暗い黒タイル=明るい黒タイル × 0.55 (※0.55は影の係数)

暗い黒タイル=暗い白タイル × 0.55 (※0.55はタイル色の係数)

この2式から「明るい黒タイル=暗い白タイル」が導けます。

影の係数とタイル色の係数が同じ0.55であることがポイントです。同じ係数でないとAとBのタイルが同じ色になりません(※影の係数は0.55より小さくても錯視は成立するが、一致していたほうがすぐ美味しい)。

おわりに

これ、GCではどうにでもなりそうなので実写で再現したいですね。

余談ですが、私たちは企業向けにデータ分析の教材を提供していて、データを見る際はバイアスを意識するように繰り返しお伝えしています。未自覚のバイアスを知るために錯視が参考になると思って解析を始めました。

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この記事を書いた人
Yasuda

博士(理学)。専門は免疫細胞、数理モデル、シミュレーション。米国、中国で研究に携わった。遺伝的アルゴリズム信者。物価上昇のため半額弁当とともに絶滅寸前。

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