はじめに
乳製品の値上がりが続いています。ちゃんと栄養のある乳製品を買いたいですよね。
牛乳を買うときは「成分無調整」さえ確認しておけば薄いものを掴まずに済みます。ヨーグルトの場合はカロリーを見て「100gあたり55~65kcal」くらいあれば大丈夫です。それ未満は低脂肪などの薄いタイプです。
では飲むヨーグルトはどうでしょうか?というか、飲むヨーグルトの栄養価はいかほどのものでしょうか?牛乳やヨーグルトと比較してみましょう。
参考文献
カロリーSlismさんのサイトの数字を使用させていただきました。感謝いたします。数値は特定の製品の栄養価を示したものではなく「だいたいこれくらいですよ」であることに注意してください。
飲むヨーグルトの栄養
飲むヨーグルト - カロリー/栄養成分/計算 | カロリーSlism
飲むヨーグルトのカロリーは200ml(紙パック細長タイプ) 216gで138kcal。炭水化物は26g、タンパク質は6g、脂質は1g。
牛乳の栄養
牛乳 - カロリー/栄養成分/計算 | カロリーSlism
牛乳のカロリーは200ml 206gで126kcal。炭水化物は10g、タンパク質は7g、脂質は8g。
ヨーグルトの栄養
ヨーグルト - カロリー/栄養成分/計算 | カロリーSlism
ヨーグルトのカロリーは小鉢1杯 120gで67kcal。炭水化物は6g、タンパク質は4g、脂質は4g。
結果
重量を揃えて、牛乳を100%としたときの値をプロットしました。
補足として、飲むヨーグルトの炭水化物は砂糖によるものでプレーンタイプであれば100%付近まで下がります(明治ブルガリアヨーグルトプレーンの数値より)。ヨーグルトはすでにプレーンタイプの値です。
結果、ほとんどの栄養素で飲むヨーグルトは牛乳に劣っています。あんなにドロドロしているのに。脂質が低い点は喜ぶ人はいるかもしれません。
おわりに
お分かりいただけたでしょうか?。飲むヨーグルトはドロドロした薄い牛乳です。しかもプレーンタイプでない限り明らかに糖分過多。「ドロドロしたものは濃厚で栄養がある」という消費者心理につけ込んでいます。味が好きであれば良いですが、牛乳と置き換える理由はほとんどないことを知っておきましょう。