AI要約
見た目では判別不能なUSB Type-Cケーブルの正体を「ケーブルチェッカー」で暴きます。ピンの結線やeMarkerの有無を確認する実践レビュー。粗悪品や低スペック品を見抜き、用途に最適な1本を選ぶためのテクニックを紹介します。
やること
前回、USB Type-Cケーブルのピンと規格を勉強しました。
今回はケーブルチェッカーを使って家にあるケーブルをビシバシ判定してみます。前回の内容と行き来しながら見てみてください。
ケーブルチェッカーとは
Amazonで6000円くらいしました。ちょっと高い。。

側面

手前

これで両端がタイプCのケーブルをチェックできます。
結果
エントリーNo.1 道で拾ったAnkerのケーブル
道で拾いました。ネコがかじった痕がたくさん付いています。普段、これで65WのノートPCを充電しています。


TX/RXレーンが通っていないので通信速度はUSB 2.0(480 Mbps)です。
給電については、チェックしてみて新発見がありました。充電器もノートPCも65W対応なのですが、このケーブルはeMarkerを搭載していないので60Wまでしか許可しません。5Wの差ですが、最大パワーで充電できていなかったことがわかりました。
エントリーNo.2 モバイルバッテリーに付属していたケーブル
UGREENの65Wモバイルバッテリーに付属していたケーブルです。


こちらもTX/RXレーンがないので通信は低速です。
しかし給電に関してはさすがUGREEN。eMarkerのおかげで240Wまで通せます。65Wのモババなのにずいぶん良いケーブルを付けてくれていますね。
エントリーNo.3 モバイルモニターに付属していたケーブル
モバイルモニターに付属していた「これ1本で給電も映像もいけるよ」っていうケーブルです。


さすがにDP Alt Mode対応ケーブルだけあって、TX/RXとSBUが通っているので映像が出せます。通信は「TX/RXあり」「eMarkerなし」なので5 Gbps(前回の表を参照)。給電も「eMarkerなし」は60Wまでいけます。
少し気になるのが、CCが1本しか通っていないことです。1本でもネゴシエーションはできるのですが、もしかしたら裏表を選ぶかもしれません(そんなことある?)
エントリーNo.4 UGREENの映像対応ケーブル
UGREENの映像対応ケーブルをAmazonで買いました。1500円くらいです。


先ほどのモバイルモニター付属ケーブルの上位版です。映像に関してはTX/RXとSBUが通っていて、給電はeMarkerが100Wまで引き上げてくれます。大きめのモニターでも電力不足になりません。
ちなみにD+/D-が1レーンだけですが、高速通信には使用しないので省いているのだと思います。
エントリーNo.5 UGREENの映像対応ケーブル+L字アダプタ
先ほどのUGREENの映像対応ケーブルに、USB4対応のL字アダプタを付けてみました。


結果はケーブル単体とまったく同じでした。USB4対応のアダプタはすべてのピンをそのまま通してくれているようです。ドトールの狭い席でPCをカタカタするときはL字が助かりますよね。
エントリーNo.6 UGREENの映像対応ケーブル+延長ケーブル
先ほどのUGREENの映像対応ケーブルに、これまたUGREENの延長ケーブルを付けてみました。


どうせ変わらないだろうと思っていたら面白いことが起きました。1レーンしかなかったD+/D-が2レーンとも通るようになりました。接触不良を疑って何回か試しましたが間違いないです。
延長ケーブルの中で点対称にショートさせて安定させてくれているのでしょうか??そんなことあるんですか?詳しい方いたら教えてください。
おわりに
家でぐしゃぐしゃっと絡まっている正体不明のタイプCケーブルを断捨離しましょう。

