4/14(日) 足・靴・木型研究会「第2回研究集会」を開催します☆彡

ビネット&クラリティ合同会社
https://vigne-cla.com/
2020年7月9日

3Dプリント製の仮靴の提供を開始
~機械学習と3Dプリンターを活用し4000円の仮靴を実現~

 ビネット&クラリティ合同会社(本社:神奈川県横浜市、代表:安田翔也、以下ビネクラ)は、機械学習と3Dプリンターを活用した靴のフルオーダーメイドサービス「Shoe-Craft-Terminal」において、3Dプリンターによる仮靴(試着用の簡易靴)の提供を2020年4月より開始しました。

 世界初、来店不要のフルオーダーメイド靴
 「Shoe-Craft-Terminal」 https://shoe-craft.com/

 昨年10月に開始した当初サービスでは、機械学習を活用し、自身のスマートフォンで撮影した動画から足の3Dモデルを生成。さらに3Dプリンターによって靴型形成を自動化することで、従来の約半額(ビネクラ調べ)となる4万円から靴のフルオーダーメイドサービスを実現しました(特許出願済)。過剰な在庫や廃棄が生じないフルオーダーメイドシステムは、環境負荷の軽減にも大きく寄与しています。

 しかしながらお客様より、本革靴の注文前に履き心地を確認したいという声をいただきました。一般的な従来のフルオーダーメイド靴では、靴型形成後に革製の仮靴作製、フィッティング確認および靴型修正の工程(場合によっては数回繰り返す)があり、本革靴の作製開始までに多くの工数が必要です。

 そこで「靴型を介さず3Dプリンターで直接靴を作る」技術を開発し(特許出願済)、仮靴として提供するサービスを開始しました。これにより事前にサイズ感や履き心地を確認し、調整項目を靴型データに反映する形で本革靴をご注文いただけるようになりました。もちろん仮靴が合わなければ本革靴の注文の必要はありません。

3Dプリント製の仮靴

 当初サービスでは既にパンプス4万円、紳士靴6万円という業界最安値にてフルオーダーメイド靴サービスを提供していましたが、本サービス開始後は「仮靴4,000円+本革パンプス36,000円」と合計価格は変わらないままに、サイズ感や履き心地を確認いただいた上で、本革靴をご注文いただけるようになりました。

プレーンパンプス仮靴
¥4,000(税抜)

レースアップブーティー仮靴
¥5,000(税抜)

内羽根ストレートチップ
外羽根プレーントウ兼用仮靴
¥6,000(税抜)

プレーンパンプス
¥36,000(税抜)

レースアップブーティー
¥45,000(税抜)

内羽根ストレートチップ
¥54,000(税抜)

外羽根プレーントウ
¥54,000(税抜)

 これまで3Dプリンターによって直接靴を作ることは、強度と柔軟性の両立の観点から難しいと考えられていました。本特許出願技術では、3Dプリンターで出力するアッパー(足を入れる部分)の設計において、部分的に素材や厚みを変えることで強度と柔軟性を制御しました。これにより3Dプリント製ながら仮靴に必要な機能を十分に持たせることができました。

 また更なる低価格化に向けて、完成品の靴自体を3Dプリンターで出力するための技術開発も行っており、当社の目標である、誰もが自分の足にあった靴を履くことができる世界を実現していきたいと考えています。

 ビネット&クラリティ合同会社( https://vigne-cla.com/ )は、2018年7月に創業した、機械学習、最適化、3Dモデルを用いた研究開発を行う、「東京工業大学発ベンチャー」認定企業です。膨大な組み合わせの中から効率的に最適解を導くソフト「vcopt(ブイシーオプト)」の開発、数理モデルやシミュレーションを用いた解析、機械学習・深層学習を活用した様々なプロセスの自動化等、お客様に最適な手法をご提案しています。

 また、本サービスは横浜市による「横浜ライフイノベーションプラットフォーム(※)」の助成対象事業として採択され、最適なサイズの靴の着用は、健康の維持・促進の面からも、注目されています。

 (※)横浜市では、健康・医療分野のイノベーションを持続的に創出する産学官金のネットワーク「横浜ライフイノベーションプラットフォーム(LIP. 横浜)」を推進。その中で、産学連携プロジェクトの創出を支援する助成制度「LIP. 横浜トライアル助成金」を実施し、2019年度は申請事業から計20事業を交付対象事業として決定。

お問い合わせ
お問合せフォーム:https://vigne-cla.com/access/

タイトルとURLをコピーしました