やること
見る角度によって絵柄が変わるやつを手に入れました。てっきりギザギザした紙に印刷されているのかと思っていましたが、調べたところもっと複雑な「レンチキュラー」という仕組みのようです。とりあえず顕微鏡で観察してみましょう。
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顕微鏡で観察
この紙は光を少し透過するようなので普通に観察できました。
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絵柄が描かれている紙の面です。短冊状に印刷されています いるように見えます。(ここ重要、後述)
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少し手前の面です。何か平行な線が見えます。
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細く切って断面を見てみました。平行な線はこのかまぼこの境界でした。
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レンチキュラーの仕組み
「レンチキュラー 仕組み」で検索すると、目からビームが出ているような図がたくさん見つかります。これは「ある視点からある色が見える」ことは理解できるのですが、「もう一方の絵柄が見えない」説明にはなっていません。
それが分かりやすいように線を増やしたgifを作ってみました。合っているか不安です。
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顕微鏡で「短冊状に印刷されているように見えた」のは、実際に短冊状に印刷されていることを意味していません。原理からわかるように、かまぼこの境界の間は単一の色に見えるように設計されています。その幅が狭いから短冊状に見えるということです。実際の印刷は1つのかまぼこの下に2, 3系統の絵柄が点なのか正方形なのか、何らかの形で印刷されているのだと思います。
ちなみに、印刷されている絵柄を直接観察しようとかまぼこを剥がそうとしましたが、強固に接着されていてどうしても剥がせませんでした(一体化している?)。直接見たかったです。