やること
「TYTAN」パッケージの開発・修正が進んでいます。
「qubomaster」認定試験用に実力テスト3を用意したので、腕に自信がある方は挑戦してみてください。認定試験として挑戦する場合は別途その指示に従ってください。
TYTANについて
「TYTAN」はOSSのアニーリングSDKです。
筆者はチュートリアルコースを担当しています。
discordコミュニティもあるので気軽に質問できます。どなたでも参加できます → https://discord.gg/qT5etstPW8
チュートリアルを終えて試験に合格するとblueqat社が認定する「qubomaster」という資格が与えられます。qubomasterになると(blueqatサイト上で)認定バッジが付与され、有償業務の受託可能者リストに入ります。
おさらい
QUBOで設定できる条件式についてはこちらの記事にまとめてあります。暗記する必要はありませんが概要は把握しておくと良さそうです。
これまでのQUBOアニーリング系の記事はサイドバーの「カテゴリ一覧」→「量子コンピュータ」から絞れます。
実力テスト問題3
ポケモンセンターにはポケモンを回復させる「装置」が4台あります。装置には一度に一匹だけポケモンを入れることができ、1分毎にHPを1回復させます。
いま、ダメージを負ったポケモンが10匹搬送されてきました。彼らを4台の装置に適当に割り振って、できるだけ短い時間で全員を回復させたいです。全員が回復するまでにかかる最小の時間を求めてください。
▼各ポケモンのダメージ量(=回復すべきHP量)
17, 19, 25, 29, 30, 57, 60, 67, 97, 107
装置に入ったポケモンは全回復するまで取り出したり他の装置に移したりすることはできません。また、ポケモンの入れ替え時間はゼロとします。全員が回復するまでにかかる時間とは、一番遅いポケモンの回復が完了するまでの時間のことです。
提出方法、注意事項など
解答は、そのまま実行するだけのpythonコードを「.py」または「.ipynb」のファイル形式で以下フォームから提出してください。すぐに自動返信メールが届きます。
※100KBまでの.py, .ipynbファイルのみ受け付けます
※受付完了メールが自動送信されます
▼注意事項
- テキスト欄やコメントアウトにより最低限の説明や思考過程を含めてください
- その際、チュートリアルの「おすすめコース」のどれと関連があるかにも触れてください
- 説明のための図は必ずしも必要ありません
- アニーリングのソルバーには必ずTYTANパッケージを使用してください
- 必ずしも1回の実行で正解が得られる必要はなく、正解が得られることが期待できるコードであれば問題ありません
▼合格条件
- QUBO条件式が妥当であること
- 説明や思考過程が妥当であること
- 十分な可読性のPythonコードであること
- チュートリアル「おすすめコース」を把握していること