はじめに
先日、blueqat社の本格水冷PCの組み立てを見学しました。
やっぱりロマンがありますね!大人4人でてんやわんや2時間です( ˘ω˘ ; )
秋葉原のツクモとビックカメラに本格水冷を探しに行きましたが、「いま大手で売っているところは少ないので、専門店かネットで買うのがいいですよ」と言われました。本格水冷はコストも手間もかかりますし、今は簡易水冷の品質が良いのだと思います。Amazonで「本格水冷キット」を検索すると、評価が安定しているものは5万円以上するようでとても高いです。
そこで、簡易水冷を改造して本格水冷が作れないか?という野望が生まれるわけです。
簡易水冷の分解
ジャンクの簡易水冷が2台あったので分解してみます。2012年発売のモデルで、数年使ってから放置されていたものです。振るとシャバシャバ言うので多少蒸発しているようです。
冷却液(クーラント)を取り出してみます。1台目には茶色のピロピロがたっぷり(閲覧注意)
2台目には緑の海苔みたいなのものも(閲覧注意)
1台目のクーラントは92gでした。元の量を知らないのでなんとも言えませんが。
1台目を分解してポンプ構造や水流の向きを確認します。
ファンの形状から右回転かと思いましたが、通電してみると左回転でした。逆回転の方が強くなるんじゃないかと思って電源のプラスマイナスを逆に刺してみましたが逆回転はしませんでした。とりあえず水流の方向が分かりました。
自作のリザーバーと合体できるか?
2台目で水道水を吸ってみました。動画をご覧ください。
検索すると同様の野望を抱いた先人のブログがいくつか見つかります。そこでも語られているように「エア抜き」が重要のようです。
本格水冷のポンプではエア抜きは不要でした。簡易水冷のポンプは弱いのか、空気が噛んでカラカラ言うばかりです。洗瓶で水を押し込むとようやく循環を始めました。それでも空気が残っているのかジリジリ言っています。水枕の傾きによっても音が変わります。
さいごに
簡易水冷を改造して本格水冷化できるかといえば、頑張ればできないこともないという印象でした。PCケースに組み込んだ後に完璧な水抜きをしなければならないので、そこだけ解決できれば可能だと思います(できるのか?)。