12/9(月) 応用科学学会シンポジウムで自動運転に関する講演を担当します☆彡

7-13. 3Dプリンター失敗事例:光造形3Dプリンターで造形物がプラットフォームから脱落

はじめに

3Dプリンターを使っていると、時々、プリントの失敗にって思いもよらないものが出来上がります。
将来、同じ現象が起きたときに忘れないように、失敗の原因、解決方法を記事にしていこうと思います。

成功例

プリントに成功した造形物がこちらです。
妖精の耳を2個並べてプリントしました。

失敗例

こちらは失敗例の写真です。
プラットフォームから造形物が脱落してしまっていました。
途中までしか造形できていないので、プリントの途中で落ちてしまったものと思われます。

対策1:レジンの温度を上げる

調べてみると、レジンの温度が20℃を下回ると硬化しづらくなる、という情報がありました。
造形に失敗した時、3Dプリンターを設置している部屋の室温は15℃くらいでしたので、温度が低すぎた可能性があります。

2回目のプリントでは、室温を25℃に設定してみましたが、1回目とほぼ同じ状態でプリントに失敗しました。
今回の失敗の原因はレジンの温度ではないようです。

対策2:プラットフォームを水平校正する

同じものを2個並べてプリントしているのですが、失敗した2回とも、手前に配置している方が30%程度、奥に配置している方が50%程度で造形が止まっていました。
どうやら、手前に配置している方が先に脱落し、それに引っ張られて奥の方も脱落しているようです。

手前と奥で造形物に差ができているということで、プラットフォームの水平校正(レジンタンクの底とプラットフォームが水平になるように調整する作業)をやり直しました。

水平校正後、3回目のプリントを行うとあっさり成功しました。

解決方法

プラットフォームの水平校正を行う。

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3Dプリント
この記事を書いた人

専門は機械設計と3Dモデル。英国で義足の研究開発、国内で機械設計に従事。シューフィッター(プライマリー)、ファッション3Dモデリスト検定2級。週2で食べ放題。

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