やること
前回、JLC3DPの3Dプリントサービスを利用してキーキャップをプリントしました。プリント後の表面仕上げありで発注したところ、寸法に対して無視できない影響があることが分かりました。
7-59. オリジナルキーボード作り(キーキャップ編)
今回は、表面仕上げが寸法にどの程度影響するのか、文字の刻印は可能か、の2点について、4種類の材料でテストします。
3Dモデル作成
キーキャップの3Dモデルを作成します。オモテ面には「無変換」の刻印を入れ、どの程度鮮明にプリントされるか確認します。表面仕上げ込みでピッタリの寸法を見つけるため、ウラ面のキーにはめ込む部分の寸法は少しずつ変えてあります。
3Dプリント
今回は、以下の4種類の材料(色)を表面仕上げありで発注しました。発注後のデータ審査で、「文字の刻印が細かすぎて潰れてしまう可能性があるけど大丈夫?」という確認が来ましたが、潰れてもOKということでプリントしてもらいました。
- 9000R Resin(Natural White)
- Black Resin(Grayish Black)
- Imagine Black(Black)
- 8001 Resin(Transparent)
9000R Resin(Natural White)
Black Resin(Grayish Black)
Imagine Black(Black)
Black Resin(Grayish Black)よりも黒いです。書道の墨のような黒さです。
8001 Resin(Transparent)
他の材料の表面仕上げ方法は「サンディング」ですが、こちらだけは「オイルスプレー」です。表面はツルツルで透明度が高いです。
おわりに
表面仕上げによる寸法の変化は、変化が大きい順にImagine Black(Black)>8001 Resin(Transparent)>9000R Resin(Natural White)>Black Resin(Grayish Black)だと思います。(小さすぎて測定できないため、目視とキーをはめ込んだ時の感覚での順位付けです。)
いずれの材料も、多少は文字が潰れているものの十分判読できる仕上がりでした。
キーキャップとして十分そのまま使用できるクオリティで、とても満足です!