12/9(月) 応用科学学会シンポジウムで自動運転に関する講演を担当します☆彡(試乗会もあります!来て!)

7-65. オリジナルキーボード作り(キーキャップ編5)

やること

前回に引き続き、キーキャップの反り対策をしていきます。

前回の実験で、キーキャップの表と裏を均一に乾燥させれば反りが防げそうだ、ということが分かりました。そんなことができる装置は持っていないので、今回は乾燥機を使わずに自然乾燥させてみます。

実験

前回の実験で、Y軸周りに15°回転させた時の積層痕が一番きれいだったため、キーキャップをY軸周りに15°回転させて配置します。サポート密度は低、中、高の3パターン用意し、違いが出るかどうか調べます。

プリント完了後、洗浄して自然乾燥させます。洗浄から2時間後、いずれも反っていますがサポート密度が高いものは反りが少ないように見えます。24時間後にはいずれもまっすぐになっていました。

乾燥は24時間で終了し、サポートを除去して二次硬化させました。

裏面の割れの数はこのような結果になりました。

サポート密度
割れの数430

おわりに

サポート密度が高いほど通気性が悪い=反りやすい=割れやすいと予想していましたが、真逆の結果になりました。反りが少なかったサポート密度高のキーキャップは割れていないことから、反るから割れる、という予想は正しいようです。

前回と今回の実験から、
 乾燥機で急速に乾燥させる場合は、サポートが少ない方が割れにくい
 自然乾燥でゆっくり乾燥させる場合は、サポートが多い方が割れにくい
ということが分かりましたが、なぜこうなるのかは分かりませんでした\(^o^)/

理由は分からないなりに割れにくい処理方法は分かったので、今後は自然乾燥を採用したいと思います。

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この記事を書いた人

専門は機械設計と3Dモデル。英国で義足の研究開発、国内で機械設計に従事。シューフィッター(プライマリー)、ファッション3Dモデリスト検定2級。週2で食べ放題。

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