やること
キーボードがほぼ出来上がったので、最後にキーキャップを作ります。
これまでのシリーズはこちらからご覧ください。
7-49. オリジナルキーボード作り(PCB設計編)
7-52. オリジナルキーボード作り(ファームウェア編)
7-53. オリジナルキーボード作り(はんだ付け編)
7-54. オリジナルキーボード作り(スタビライザー編)
7-55. オリジナルキーボード作り(寄り道:メンブレンの基板は利用できる?)
3Dモデル作成
キーキャップの3Dモデルを作成します。キーの中央に革を張りたいのでくぼみを設けてあります。
3Dプリント
自前の3Dプリンターで試作しましたが、造形物が小さいため、あまりきれいに仕上がりませんでした。そこで、基盤作りでお世話になったJLC系列の3Dプリントサービスに発注してプリントしてもらうことにしました。
https://jlc3dp.com/
発注
サイトに3Dモデルをアップロードしてプリントの仕様を選択すると、その場で金額が表示されます。発注後に人間によるデータチェックが入り、3Dモデルの構造によっては追加料金が発生したり、データ不良により差し戻しされたりします。
今回は、下記の理由で4~5回差し戻しされました。データチェックの担当者さんすみません…
- 全てのキーキャップはフレーム等でつなげる
- 最低でも1.5mmの厚みが必要、できれば3mmが望ましい
試行錯誤の結果、こちらのデータで発注が完了しました。表面仕上げあり、なしで発注して比較します。
完成品
発注から1週間ほどで完成品が手元に届きました。梱包がとても丁寧で、紙やすりまで同梱されていました。
表面仕上げありの方は、バリがほとんどなく、積層痕はまったく分かりません。ただ、キーにはめ込む部分も結構削れてしまったようでブカブカでした。フレームが少し歪んでいるのは問題なさそうです。
表面仕上げなしの方は、バリが残っており、積層痕がうっすら確認できる状態です。はめ込みはぴったりなので、プリント精度はかなり良いようです。
おわりに
JLC3DPはかなりきれいにプリントしてくれることが分かりました。めちゃくちゃ安いのに対応が丁寧で驚きです。
次は、表面仕上げありでぴったりサイズになるように、寸法のテストをしたいと思います。