簡易仮靴でフィッティング
今回は、前回作製した仮靴を履いてみて、痛いところがないかどうかを確認します。
ラップとセロハンテープで作った超簡易的な仮靴ですが、無事に足を入れて立ち上がることができました。
指先が白くなっていることから、10cmヒールによって、指先に相当な体重が集中していることが分かります。
検証結果
こちらは、捨て寸(足の指先から靴の先端までの余裕)の設計値と実測値の比較です。
設計値16mmに対して、実測値は18mmという結果になり、前滑りはしていないことが確認できました。
また、小指が痛くならないように、小指の先端と靴の間(青い丸で囲んだ部分)に隙間ができるような設計にしましたが、期待通りの結果になりました。
しばらく室内を歩き回ってみましたが、指先が痛くなることはありませんでした。
ここまで、「痛くない10cmヒールパンプスは作れるか?」というテーマで検証を行ってきましたが、結果として、「足囲とつま先の形状を足に合わせれば、10cmヒールのパンプスでも指先が痛くならない」ことが確認できました。
ただし、足長23cmの私にとって、10cmのヒールは感覚的にはつま先立ちで歩いている状態です。
指先の痛みないものの、足への負担が大きく、ふくらはぎがつりそうなほど痛くなりました。
やはり、ヒールの高さはほどほどが良いようです・・・
今回の検証は以上です。
お付き合いいただき、ありがとうございました!