3Dプリントで仮靴を作りたい
オーダーメイドで靴を作る際は、木型の出来栄えを確認するために、仮靴を作り、試し履きを行います。
仮靴は試し履きのためだけの使い捨てなのですが、作る手間はほとんど本番の靴と変わりません。
そこで、仮靴作りの手間を減らすために、3Dプリンターで仮靴を作ってみたいと思います。
仮靴のデータ
まずは、木型のデータを基に、仮靴のデータを作成します。
今回使用する木型では、過去に自分用のパンプスを作りました。
本番の靴がすでに完成していますので、3Dプリンターで仮靴が作れれば、3Dプリンター製の仮靴と、革で作った本番の靴の履き心地を比較することができます。
木型データを履き口のラインで分割し、余計な部分を削除します。
外側に向かって数mm厚みを付けたら、足が入る部分の完成です。
ヒールのデータ
次に、ヒールを作ります。
木型のデータから靴底の部分のみを取り出し、厚みをつけてヒールの形状に整えます。
完成図
こちらが、足が入る部分とヒールを組み立てた完成予想図です。
ヒールパーツは、土踏まずを支えるシャンクの役割も兼ねるため、少し長めにしました。
次回は、それぞれのパーツを3Dプリンターでプリントアウトしていきます。