12/9(月) 応用科学学会シンポジウムで自動運転に関する講演を担当します☆彡

26-17. デスクトップPC換装のメモ

はじめに

8年くらい使用していたデスクトップPCを新しくしました。といっても今から2年前に発売したモデルへの交換なので、性能的には6年分の更新になります。

CPUIntel i7-6700TAMD Ryzen 5 5600G
チップセット
マザボ規格
Z170
mini-ITX
X570
ATX
発売2015年9月2021年12月

2021年はIntel 第11世代が発売になった年なので、Intel製で言えば第6世代→第11世代にアップしたようなイメージです。

比較

メモリとグラボも手狭になってきたので、マザボのサイズをmini-ITXからATXにアップしました。シールド付き?の高級モデルですね。ケースも大きくなりました。

スレッド数が増えました。メモリも32GB→64GBにアップ。

CPUのベンチマークスコアは2倍以上に上がりました。旧はTDP 35Wと超省エネでしたが、新も65Wと省エネです。

換装の手順メモ

マザボ交換の場合、システムを入れるSSDをもう一つ用意してクローンで起動確認したほうが、万が一の場合も旧構成が崩れないので安心です。冬は静電気除去アイテムでしつこくマザボの端子をタッチしながら作業します。

WindowsにMicrosoftアカウントでログインするように紐づけます。SSDのクローンを作成し、クローンが新しいマザボで起動するか確認します。世代が大きく飛んでいたり何回も継代して使っていると起動しないことが多いようです。ブートがUEFI系なのでBIOSからCSMとセキュアブートをOFFにしてトライ。このとき、メーカーロゴ画面F11等で起動ドライブを手動選択するパターンとそのまま通過させるパターンの両方をトライします。起動ドライブ一覧には表示されないけど通過で起動できることもあります(なぜ?M.2だから?)。

起動しなければ回復ドライブを挿して作業しますが、このときUSB3.0ではなく2.0などの一番古いポートに挿すこと(これ、マジ)。スタートアップ修復をしつこく5回、だいたいここまでの作業で起動することが多いですが、それでダメなら回復ドライブからコマンドプロンプトに入ってブート領域をゴニョゴニョして…。これはやったことはありますが、うまくいくんだかいかないんだか、なぜうまくいったのかもよくわからない世界です。

クローンSSDで起動できたら、そのまま使ってもいいし、旧SSDを使いたければそっちで同じ手順を行って起動させます。このあたりで新しいマザボのドライバを入れて起動確認。HDDを付けて起動確認。HDDを付けると起動しないことがありますが、これは比較的かんたんに解決できるので冷静に。グラボを付けて起動確認(HDMIケーブルをグラボに挿す)、グラボのドライバを入れる。最後にPCケースに組み込んで起動確認。

Windows、Office、Adobe等のライセンスの生存を確認。必要に応じて電話認証などします。ドライバと一緒に入れたファン調整ソフトでPCケースのエアフローを調整。自分はやや正圧ぎみが好きです。INだけしっかりフィルターしておけば内部のホコリの蓄積はしにくく、8年間CPUファンの掃除が不要なレベルです。負圧だとケース全体から吸い込むのでホコリまみれになります。CPUベンチも回しながらファン速度を調整し、どんな速度でもほんのり正圧になるように調整。CPU温度、チップセット温度、HDD温度もチェックします。

良さそうならバックアップを取り、定期バックアップの設定も確認して終わりです。

余談

余談ですが、こちらのハリフーン様の動画の4:00~のセクションで「ASRock X570 Taichiの一部のマザボは内部USBポートの干渉問題のため横向きに変更された」と紹介されており、

過去にあったPCパーツの設計ミス・不便な仕様・スペック詐欺疑惑などを紹介(ゆっくり解説)

なんと今回のマザボがまさに該当していました。ここが横向きで驚いていたところ、たまたま上記の動画を見つけてアハ体験しました!

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この記事を書いた人

博士(理学)。専門は免疫細胞、数理モデル、シミュレーション。米国、中国で研究に携わった。遺伝的アルゴリズム信者。物価上昇のため半額弁当とともに絶滅寸前。

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