12/9(月) 応用科学学会シンポジウムで自動運転に関する講演を担当します☆彡

26-14. 飲むヨーグルトの栄養価をちゃんと知ってほしい

はじめに

乳製品の値上がりが続いています。ちゃんと栄養のある乳製品を買いたいですよね。

牛乳を買うときは「成分無調整」さえ確認しておけば薄いものを掴まずに済みます。ヨーグルトの場合はカロリーを見て「100gあたり55~65kcal」くらいあれば大丈夫です。それ未満は低脂肪などの薄いタイプです。

では飲むヨーグルトはどうでしょうか?というか、飲むヨーグルトの栄養価はいかほどのものでしょうか?牛乳やヨーグルトと比較してみましょう。

参考文献

カロリーSlismさんのサイトの数字を使用させていただきました。感謝いたします。数値は特定の製品の栄養価を示したものではなく「だいたいこれくらいですよ」であることに注意してください。

飲むヨーグルトの栄養

飲むヨーグルト - カロリー/栄養成分/計算 | カロリーSlism
飲むヨーグルトのカロリーは200ml(紙パック細長タイプ) 216gで138kcal。炭水化物は26g、タンパク質は6g、脂質は1g。

牛乳の栄養

牛乳 - カロリー/栄養成分/計算 | カロリーSlism
牛乳のカロリーは200ml 206gで126kcal。炭水化物は10g、タンパク質は7g、脂質は8g。

ヨーグルトの栄養

ヨーグルト - カロリー/栄養成分/計算 | カロリーSlism
ヨーグルトのカロリーは小鉢1杯 120gで67kcal。炭水化物は6g、タンパク質は4g、脂質は4g。

結果

重量を揃えて、牛乳を100%としたときの値をプロットしました。

補足として、飲むヨーグルトの炭水化物は砂糖によるものでプレーンタイプであれば100%付近まで下がります(明治ブルガリアヨーグルトプレーンの数値より)。ヨーグルトはすでにプレーンタイプの値です。

結果、ほとんどの栄養素で飲むヨーグルトは牛乳に劣っています。あんなにドロドロしているのに。脂質が低い点は喜ぶ人はいるかもしれません。

おわりに

お分かりいただけたでしょうか?。飲むヨーグルトはドロドロした薄い牛乳です。しかもプレーンタイプでない限り明らかに糖分過多。「ドロドロしたものは濃厚で栄養がある」という消費者心理につけ込んでいます。味が好きであれば良いですが、牛乳と置き換える理由はほとんどないことを知っておきましょう。

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この記事を書いた人

博士(理学)。専門は免疫細胞、数理モデル、シミュレーション。米国、中国で研究に携わった。遺伝的アルゴリズム信者。物価上昇のため半額弁当とともに絶滅寸前。

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