12/9(月) 応用科学学会シンポジウムで自動運転に関する講演を担当します☆彡

13-3. 3Dプリンタでパンプス作ってみた

やること

3Dプリンターでパンプスを出力します。
出力したら、そのまま外に履いていける靴を目指します。

使うもの

  • 足の3Dモデル
  • 3Dソフト(ここではblender)
  • 3Dプリンター
  • TPUフィラメント(3Dプリンター用の柔らかい素材)

パンプスの3Dモデル作り

足の形状に合わせて、パンプスの3Dモデルを作っていきます。
今回は、私の足に合わせて調整済みの木型3Dモデルを基に、パンプスの3Dモデルを作成します。
木型の3Dモデルの作り方はこちらの記事と同じです。

こちらが今回使用する木型の3Dモデルです。

まずは、足が入る部分を作成します。
木型の3Dモデルに、外側方向へ厚みを付けます。

適当なラインで木型の上の部分を切り取ります。

次に、靴底を作ります。
木型の3Dモデルから靴底の部分だけを切り出し、これを基にヒールを作ります。

通常、靴にはシャンクという靴底を支えるための金属が入っていますが、今回は3Dプリンタで出力してそのまま履ける靴を目指しているため、そのような加工ができません。
TPUのような柔らかい素材でも体重を支えられるよう、今回は土踏まずの部分も接地しているウェッジソールにしました。

最後に、足が入る部分と靴底を組み合わせて、パンプスの3Dモデルの完成です。
こちらが完成した3Dモデルです。

ウェッジソールパンプス / Wedge sole pumps by vignette_clarity on Sketchfab

パンプスのプリントアウト

早速、黒のTPUでプリントアウトしました。
プリント時間は片足で10時間ほどです。

ちゃんと履けました。
体重をかけても靴底が変形することはなく、しっかり体重を支えられています。

足に合わせて曲がり、かかとが脱げません。

ただ、つま先部分の靴底が薄すぎて、床の感触がダイレクトに伝わってきます。
このままでは小石を踏んだだけでも足が痛くなりそうなので、もう少し厚みを付けないと、外で履くのは厳しそうです。

3Dプリンターで出力して、そのまま外に履いていける靴は不可能ではなさそう、という感触が得られました。
改良を加えて、また挑戦します。

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