12/17(水)-19(金)『SEMICON Japan 2025』のblueqatブースに量子ゲート7セグLEDのデモが出張出展します☆彡
3Dプリント

New!! Bambu Lab 多色3Dプリントの条件比較

AI要約

Bambu Labを用いた多色3Dプリントで、モデル設計と色の設定方法を変えた場合の挙動を検証しました。モデルは同じ見た目でもスライス結果が異なり、プリント精度に大きく関わることがわかります。

やること

Bambu Labで多色プリントをする場合、3Dモデルの構造と色の設定方法がいくつか考えられます。それぞれの条件がスライスの結果にどのように影響するかをまとめました。

3Dモデル構造

今回は、このような白黒の3Dモデルをプリントする場合を考えます。

外観が同じに見えても、構造が異なる4種類の3Dモデルが考えられます。

色の設定方法

色の設定方法は、次の2種類を試します。

A. 3Dモデルに頂点カラーを設定する。
 Blender等で3Dモデルを頂点カラーで色分けし、obj形式でエクスポート。
 Bambu Studio(スライサー)にobjファイルをインポートし、頂点カラーに応じて色を設定する。

B. Bambu Studioでオブジェクトごとに色を設定する。
 Bambu Studioに3Dモデルをインポートし、プロセスウィンドウをOBJに切り替え。
 オブジェクト(ここではtest1.obj)にカーソルを合わせて右クリック>分割>オブジェクトに>Fileの項目で色を選択

スライス結果

3Dモデルの構造①~③には色の設定方法ABがどちらも適用できます。構造④は方法Aしか適用できないため、合計で7通りの条件があります。

それぞれのスライス結果はこのようになりました。
方法Aは白黒の境界があいまいなのに対して、方法Bははっきり分かれています。
③は開口部があるためエラーが出ています。エラーを無視してスライスしたところ、③-Bは造形物の形状がおかしくなりました。プロセスウィンドウの警告マーク(オレンジの三角形)をクリックすると自動で開口部が修正され、この場合のスライス結果は②-Bと同じになりました。
④は中央で白黒に分かれるべきところ、白が左側にはみ出しています。1枚の面に対して白と黒の頂点カラーが混在しているため、面の半分が黒、もう半分が白に割り当てられたようです。

造形物の内部を確認してみると、内部でも白黒の領域が分かれているのは②-Bだけで、その他は白黒が混ざった状態でした。

おわりに

造形物を光にかざすと、内部で白黒が混ざっているのが見える可能性があります。造形物の内部までこだわって色分けしたい場合は、②-Bの条件が良さそうです。

リアクションのお願い

「参考になった!」「刺激された!」と思ったらぜひリアクションをしましょう。エンジニアの世界はGive and Takeによって成り立っています。これからも無料で良質な情報にアクセスできるよう、Giveする人への感謝をリアクションで示しましょう!

この記事をシェアする

自身のブログ等で使用する場合は引用を忘れずに!

また、寄付も受け付けています。コーヒー1杯でとても喜びます(*˘︶˘*)

 Amazonでギフト券(アマギフ)を贈る

こちらのリンク から金額を指定してお贈りください。(デフォルトで10000円になっているのでご変更ください)

配送:Eメール
受取人:staffあっとvigne-cla.com
贈り主:あなたのお名前やニックネーム
メッセージ:◯◯の記事が参考になりました。など

のようにご入力ください。見返りはありませんのでご了承ください。

 Amazonで食事券(すかいらーく優待券)を贈る

500円 1000円 2000円 5000円 からお贈りください。

配送:Eメール
受取人:staffあっとvigne-cla.com
贈り主:あなたのお名前やニックネーム
メッセージ:◯◯の記事が参考になりました。など

のようにご入力ください。見返りはありませんのでご了承ください。

 その他、ギフト券やクーポン券をメールで贈る

デジタルのギフト券/クーポン券はメールアドレス(staffあっとvigne-cla.com)までお送りください。受領の返信をいたします。
紙のギフト券/クーポン券は 「郵便物はこちらへ」の住所 まで送付してください。名刺やメールアドレスを同封していただければ受領の連絡をいたします。
余った株主優待券等の処理におすすめです。
いずれも見返りはありませんのでご了承ください。

不明点はSNSでお気軽にご連絡ください

ビネクラのTwitter・Youtubeでコメントをください!


Slack・Discordの場合はこちらの公開グループに参加してShoya YasudaまでDMをください!


※当ブログに関することは何でもご相談・ご依頼可能です。

この記事を書いた人
Nakamura

専門は機械設計と3Dモデル。英国で義足の研究開発、国内で機械設計に従事。シューフィッター(プライマリー)、ファッション3Dモデリスト検定2級。週2で食べ放題。

タイトルとURLをコピーしました