12/9(月) 応用科学学会シンポジウムで自動運転に関する講演を担当します☆彡(試乗会もあります!来て!)

7-39. 自作のテクスチャスキャナで構造色をスキャンしてみた(新500円玉とクレジットカード)

やること

前回は持ち運び可能なテクスチャスキャナを作りました。

これでコガネムシやCDが持つ「構造色」を撮ってみたいとずっと思っていました。残念ながらうちにコガネムシもCDもないので、「500円玉の透かし文字」と「クレジットカードのキラキラ文字」を撮影してみました。

参考文献

旧500円玉ですが透かし文字(透けてない定期)の仕組みは過去の記事をご参照ください。

新500円玉

8方向から光を当てて撮影します。

テクスチャデータ化して適当な面に貼ったものです。Alt+マウスドラッグで光源位置を変えることができます。

光源をぐるっと回したキャプチャ動画も置いておきます。

金属の質感はよく再現できていると思います。「JAPAN」と「500YEN」はギリギリ見えた印象です。このスキャナでは俯角45度で光が当たるのですが、500円玉はもっと20度くらいから当てないと透かしが見えない仕組みです。ちょっと残念。

クレジットカード

次にこちらのクレジットカードの銀色の部分を撮影します。お金で買えない価値がある。

顕微鏡で見た様子です。何やら特殊な加工がされているようです。

顕微鏡で構造色を観察した動画です。「Master Card」が動きます。

8方向から光を当てて撮影します。

テクスチャデータ化して平面に貼りました。

光源をぐるっと回したキャプチャ動画です。

「Master Card」はぼやけていて動きませんでした。これは驚きました。偽造対策で非常に特殊な加工がされているのかもしれません。光の角度の問題かもしれませんが。

おわりに

構造色がテクスチャデータで再現できるかのヒントになったでしょうか。いきなり応用から入ってしまったようなので基本のCDはやっておきたいですね。

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この記事を書いた人

博士(理学)。専門は免疫細胞、数理モデル、シミュレーション。米国、中国で研究に携わった。遺伝的アルゴリズム信者。物価上昇のため半額弁当とともに絶滅寸前。

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