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解説[E] ものづくり / 自由研究

7-48. ジャンクで買ったパンタグラフキーボードの修理

やること

キーボードは以前から「Logicool イルミネートキーボード K810」を愛用しています。

必須

  • コンパクト配列(75%サイズ、Fnキー列があるやつ)
  • 日本語(JIS)配列
  • ロープロファイル
  • でもペチペチではない、ほどよいキーストローク

あると嬉しい

  • メカニカルキー(notメンブレン)
  • アイソレーションタイプ

これらを満たす安価なキーボードってほとんどないんですよね。K810はメンブレン式ですが他は満たしています。当時8000円~10000円くらいしました。

それで先日、フリマサイトを見ていたらなんとK810のジャンクが1300円(送料込み)で売られていました。説明によると「Enterキーが物理的に壊れたのか上側を押さないと反応しない」とのこと。

見える、見えるぞ・・・。これは明らかにEnterキーのスタビライザーが壊れている。通常のメカニカルキーボードの修理はそんなに難しくないがこいつはパンタグラフキーボード。まったくゲームが違う。でも1300円を修理できたら熱い・・・。気がついたときにはもう購入後の挨拶を入力していました(K810で)。

パンタグラフ式キーボードのスタビライザー修理の備忘録を残しておきます。

故障した部分

届きました。掃除はうまくいってからすることにします。

修理前のEnterキーの動作を記録していなかったのですが、キーの上側を押しても下側が連動しない感じです。逆も同様。押す場所によって反応したりしなかったり。

キートップを外します。パンタグラフ式は分解を考慮していないので、ここで爪が折れて詰むことも多いです。運ゲーやめてくれ。これがパンタグラフ修理が敬遠される理由。今回は無事に外せました。

本来、スタビライザーは矢印の3箇所を支点にしているのですが、爪が折れて保持できない状態でした。原因が明確なのでこれはラッキージャンクです!スタビライザーの役割や仕組みについては適当に検索してください。

修理

適当な電子部品を切って支えにしました。出っぱりが本体と干渉しないように注意しています。

以前に作った魔改造ミニルーターで出っぱりの形を整えました。

丁寧にキーを戻して動作確認します。

はい、素晴らしい!上側と下側がちゃんと連動するようになりました。

おわりに

キレイに磨き上げて完成です!ジャンク修理は(成功すれば)気持ちいい!

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この記事を書いた人
Yasuda

博士(理学)。専門は免疫細胞、数理モデル、シミュレーション。米国、中国で研究に携わった。遺伝的アルゴリズム信者。物価上昇のため半額弁当とともに絶滅寸前。

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