やること
キーボードは以前から「Logicool イルミネートキーボード K810」を愛用しています。
必須
- コンパクト配列(75%サイズ、Fnキー列があるやつ)
- 日本語(JIS)配列
- ロープロファイル
- でもペチペチではない、ほどよいキーストローク
あると嬉しい
- メカニカルキー(notメンブレン)
- アイソレーションタイプ
これらを満たす安価なキーボードってほとんどないんですよね。K810はメンブレン式ですが他は満たしています。当時8000円~10000円くらいしました。
それで先日、フリマサイトを見ていたらなんとK810のジャンクが1300円(送料込み)で売られていました。説明によると「Enterキーが物理的に壊れたのか上側を押さないと反応しない」とのこと。
見える、見えるぞ・・・。これは明らかにEnterキーのスタビライザーが壊れている。通常のメカニカルキーボードの修理はそんなに難しくないがこいつはパンタグラフキーボード。まったくゲームが違う。でも1300円を修理できたら熱い・・・。気がついたときにはもう購入後の挨拶を入力していました(K810で)。
パンタグラフ式キーボードのスタビライザー修理の備忘録を残しておきます。
故障した部分
届きました。掃除はうまくいってからすることにします。
修理前のEnterキーの動作を記録していなかったのですが、キーの上側を押しても下側が連動しない感じです。逆も同様。押す場所によって反応したりしなかったり。
キートップを外します。パンタグラフ式は分解を考慮していないので、ここで爪が折れて詰むことも多いです。運ゲーやめてくれ。これがパンタグラフ修理が敬遠される理由。今回は無事に外せました。
本来、スタビライザーは矢印の3箇所を支点にしているのですが、爪が折れて保持できない状態でした。原因が明確なのでこれはラッキージャンクです!スタビライザーの役割や仕組みについては適当に検索してください。
修理
適当な電子部品を切って支えにしました。出っぱりが本体と干渉しないように注意しています。
以前に作った魔改造ミニルーターで出っぱりの形を整えました。
丁寧にキーを戻して動作確認します。
はい、素晴らしい!上側と下側がちゃんと連動するようになりました。
おわりに
キレイに磨き上げて完成です!ジャンク修理は(成功すれば)気持ちいい!