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14-11. テレビの印象操作を集めてみた(その1)

やること

今回は、テレビ番組で放送された印象操作を集めてみました。ネットで炎上した有名なものから、筆者が見つけた無名な例もありますので、お楽しみいただけるのではないでしょうか。

そもそも、テレビは論文誌ではありませんし、特にバラエティ番組なんてジョークグッズの集まりみたいなものですから、質で言えばう○こみたいなものです(いや、冗談ではなく、本当にそういうものです)。ですから、アンケートのサンプル数が少ないとか、論理に飛躍があるとか、そういったツッコミも含めてジョークとして楽しめるようでないといけません。今回は、わざわざ藪をつついて「お前のグラフおかしいから!」と無粋なツッコミを入れてみたいと思います。 最後に、このような印象操作に対する筆者個人の意見も述べたいと思います。

テレビの印象操作(有名な例)

例1

まずはこの例を出さずには始まりません。印象操作の大御所です。

予備

3D円グラフを使う(1アウト)数字と面積が合っていない(2アウト)10~20代をまとめる(トリプル役満)と、印象操作のお手本が簡潔にまとまっている例です。義務教育で教えるべき例と言えるでしょう。

例2

次も円グラフです。

例3

最後も円グラフです。円グラフはすぐにバレますね…。

有用サイト

このような印象操作には研究者も警鐘を鳴らしていますが、発信力にも限界がありますから、残念ながらお茶の間にはなかなか届きません。

テレビの印象操作(筆者が見つけた例)

ネット上で話題になっていない、無名な例を集めました。

例4

こちらの円グラフは、視聴者にバレないように「ちょい盛り」が行われています。

例5

こちらは実験や検証を行うことをテーマにした番組です。この実験から「ハマグリは66%が内臓である」という結論を出していました。

シンプルに丸め誤差がすごそうです。もっと細かなキッチンスケールはなかったのでしょうか。

例6

同番組から別の例です。「中華鍋は底が平らな鉄フライパンよりも熱伝導性が高い」ことを主張したかったようです。

しかし、これは対照実験になっていません。中華鍋で用いているコンロカバーのようなものは、平らなフライパンには使ってくれませんでした。

例7

またしても同番組です。「中華料理では油通しをしたほうがむしろ油っこくない」ことを主張するために次の実験を行いました。

  1. 100gのピーマンを千切りにしたものを2セット用意する
  2. 一方は油通しをし、もう一方は油通しをしない
  3. それぞれ50gの油で炒め、残った油の重さから「吸った油の重さ」を比較する

これは油通しの際に吸った油を無視しているので所望の結論は導けないです。しかし、実際に番組を見ていると、巧みなナレーションでその不備が分かりづらいようになっています。

独り言

以下は完全に独り言です。

「テレビは論文じゃないし、便所の落書き程度でいいじゃないか」「限られた予算で作るんだから、下請けの質にも限界がある」「騙す方より騙される方が悪い」といった意見はあります。もっと言えば「騙される人がいるおかげで、騙されない人がお得に生きられる」という高尚な理論もあるようです(→大手キャリアと格安SIMの生態系(※そんなリンクはありません))。

とはいえ、テレビはまだ影響力のあるメディアですから、ウソを流すのは良くないです。誰が悪いかと言えば、最終的にGOサインを出した上層部に責任があると思います。そういった責任ある立場に、もっと理系人材、あるいは、博士号取得者を起用すべきではないでしょうか。ちょっと手前味噌な意見かもしれませんね。

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